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SAP認定コンサルタント(C_TADM_21)

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はじめに

SAP認定試験に必要なトピックを簡潔に記載しました。
何を言っているのか分かるようになれば合格は近いです。
初学者の方はまずはこちらのSAP公式ブログをご覧になる事をオススメします。
SAP認定試験の概要が分かりやすくまとまっています。

1章 出力管理

●Temse(パラメータ rspo/store_location)に一時保管
●値db: テーブルTST03に格納される
●値G: ディレクトリ /usr/sap/<SID>/sys/globalに格納される

●デバイスタイプ(=書式タイプ、文字セット、フォントなどをまとめたもの)
 ローカル: 
 リモート:
 フロントエンド:SWIN (SAP GUI for HTMLの場合、PDF1 or PDFUC)
●アクセス方法
 ローカル: L(Unix) or C(Windows)
 リモート: S or U(Unix)
 フロントエンド: G
●ホストプリンタ
 ローカル:
 リモート:
 フロントエンド: __DEFAULT
  ※__DEFAULTというのは、Windowsの「通常使用するプリンタ」を指す

●SAPsprint: リモート印刷で利用されるマルチスレッド対応プログラム
●パラメータ rdisp/wp_no_spo_Fro_max
 インスタンス毎にフロントエンド印刷の最大スプールワークプロセス数定義
●パラメータ rspo_local_print_server
 フロントエンド印刷専用のスプールサーバ定義

●出力デバイス -> 論理スプールサーバ -> スプールサーバ

●ダウンタイムセキュリティ
 出力デバイス -> ☆複数の代理論理サーバ -> スプールサーバ
 (論理サーバとスプールサーバと常に1:1)
●負荷分散
 出力デバイス -> 論理サーバ -> ☆複数の分散スプールサーバ
●論理サーバは移送可能
●3台以上のスプールサーバを設定している場合、各プリンタグループを1台以上のスプールサーバに割り当てる

●SP01ステータス
 -: スプールシステムに出力依頼が存在しない
  +: スプールシステムに保管中
  待機中: まだスプールシステムで処理されていない
 ホストスプーラで待機中: スプールシステムで処理中
 処理中: スプールシステムで書式設定済み
 印刷中: 最終ステータス前
 <F5>: 少なくとも2つのステータスが存在する
 問題: 軽度
 エラー: 重度
 時間: 特定の時間が指定されている
 アーカイブ: アーカイブ待機中
 
●古いスプール依頼の削除
 RSPO1041
●整合性チェック
 RSPO1043

●その他のアクセス方法
 E: 外部大量出力管理システム
 M: SAPconnectによる電子メール

●PAL(Printing Assistanct for Landscape)
 セントラルシステムで出力デバイスを管理し、RFCターゲットシステムに配布する
  (セントラルシステムはABAP7.00以上)
 必要な権限オブジェクト
  S_TCODE (SPAD, PAL)
    S_ADMI_FCD (SP01, SPOR, SPAA, SPAB, SPAC, SPAD)
  

2章 バックグラウンド処理

●ジョブには1つ以上のステップ
  ステップとは、
   ①ABAPプログラム(およびバリアント)
     バリアントを使用することで、入力値が必要なプログラムをバックグラウンド実行可能
     画面出力がある場合には、スプール一覧に保存される
   ②外部コマンド
     SAP権限コンセプトを利用できる
   ③外部プログラム
     任意のOSコマンド
●優先度
  クラスA > B > C
  サーバグループあり > なし

●ジョブ開始条件
 ①スケジュール実行(開始時間枠を指定することで、他ジョブ遅延で実施しない事も可能)
    ※終了日は指定できないので注意
   1.即時
   2.特定日付
   3.月初~月末の特定日付 (例:月の4番目の営業日)
 ②イベント実行(「定期ジョブ2が正常実行された後」は設定不可能)
       1.イベント後
     トランザクション SM64でイベント定義
     sapevtがOSレベルで実行
   2.(先行)ジョブの後
   3.操作モードのマニュアル切り替え後

●標準ジョブ
 テーブル REORGJOBSに格納
●ジョブリポジトリ
 定期的な技術ジョブをスケジュールする(トランザクション SJOBREPO)

●ジョブステータス
 ①計画済: 開始条件が未定義 (※ジョブ変更可能)
 ②リリース済: 準備完了 (※ジョブ変更可能)
 ③待機中: 準備完了(バックグラウンドワークプロセスにキュー渡し済)
 ④有効: 実行中
 ⑤終了or中止: (中止は、エラーor管理者によるストップ)

●パラメータ rdisp/btctime
  時間依存ジョブスケジュールが有効である期間を表す(デフォルト60秒)

●Aジョブの予約(オプション)
 Aジョブへの予約は1つのバックグラウンドワークプロセスで十分
 常に予約した数のプロセスが残るように、B,Cが実行される

●トランザクション SM61 (ジョブサーバグループの設定)

●バックグラウンドユーザの指定
 権限 S_BTCH_NAMS_BTCH_NAM が必要
 ⇒SU01ではシステムユーザとして登録する(ダイアログログイン不可、パス変更不要)

●プログラムsapxpgが実行
 ①外部コマンド(SM69)
   システムに事前定義
   SAP権限コンセプトを利用
    ⇒一般ユーザ用
   名称: Y* もしくは X*
 ②外部プログラム
   事前定義は不要
   SAP権限コンセプトも利用なし
    ⇒管理者ユーザ用

●API(XMI-API)インタフェース ※M = multiple jobs?
 2つの先行ジョブなど、複雑なシナリオ
●XBP-API
 非SAPシステムでの利用

●Solmanのジョブ管理ワークセンター
 SM_WORKCENTER
  ①承認プロセスを利用したジョブ依頼管理
  ②ジョブスケジュール、文書化
  ③ジョブ監視、警告(エラー分析)
  ④CPSなど外部ジョブ管理システムとの統合

3章 SAPアーキテクチャ

●論理上、一つのホストに二つ以上のインスタンスを設定できる

【ABAP】
●ASCS
  ①ES(エンキューサーバ)
  ②MS(メッセージサーバ)
  ③SAP Webディスパッチャ
●PAS
  ①ICM
  ②SAPゲートウェイ
  ③ABAPディスパッチャ
  ④各ワークプロセス
●AAS
  ①ICM
  ②SAPゲートウェイ
  ③ABAPディスパッチャ
  ④各ワークプロセス
●エンキューレプリケーションサーバ


●SAPSTARTSRVがABAPディスパッチャを起動する
 (ディスパッチャの前にはデータベース起動が必要)

●少なくとも2つのダイアログワークプロセスが必要
●インスタンス番号98, 99はSAProuter用

【JAVA】
●SCS
  ①JavaES(エンキューサーバ)
  ②JavaMS(メッセージサーバ)
  ③ゲートウェイ
●PAS
  ①ICM
  ②複数スレッド
●AAS
  ①ICM
  ②複数スレッド


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4章 SAPインストール準備

●SWPN(Software Provisioning Manager)
  SAPinstにより、sapint_instdirディレクトリが作成(WindowsのProgram files直下)
 Unixの場合、rootでログイン ⇒ 環境変数TMPで指定したディレクトリに作成
 (一時ディレクトリの権限が777であること)

●SAPinstGUI: SSL経由でGUIサーバに接続(ポート:21212)
●GUIサーバはSAPinstに接続(ポート:21200)
 (HTTPサーバのポートは4239)
 ローカル(SAPinstGUI ポート:21212)  <-> サーバ(GUIサーバ、SAPinst ポート:4239)

●SAPinstログ(ログディレクトリ stdgui)
 ①sapinst.log(インストールプロセス)
 ②sapinst_dev.log(詳細インストールプロセス)
 
●仮想ホスト名(SAP Landscape Virtualization Management): LVM

●WindowsへのSAPインストール
 ●NTFSフォーマットのみ
 ●ドメインインストール推奨
 ●DNSがインストールされているホストでSAPインスタンスを実行できない
 ●インストールにはローカル管理者ユーザorドメイン管理権限が必要
  (ユーザ<sid>admを使用しない)
●UNIXへのSAPインストール
 ●/<sapmnt>は手動で設定する
 ●/usr/sapも手動で設定する

5章 SAP FESのインストール

■フロントエンドサーバ(AS ABAP)インストール(5章)
●純粋なAS ABAPのみのシステム(=FIORI)
●レジストリネーム BackConnectionHostNamesを追加して、
 インストールプロセスのダイアログ以外のフェーズ実行時にはレジストリを無効化
 ⇒ インストールプロセス完了後に再度有効化
●最新のSWPMバージョンを利用すること
●パラメータモード
 ①Costom: 全パラメータを明示的に指定できる
 ②Typical: ステップ数が少なくなる
●パスワード設定
 ①マスタパスワード
  Windows
  ②<SID>adm
  ③SAPService<SID>
  MaxDB
  ②(データベースユーザ)superdba
  ③(データベースユーザ)control

●ABAPディスパッチャポート: 32<インスタンス番号>
●ABAPメッセージサーバポート: 36<インスタンス番号>
 (内部ABAPメッセージサーバポート: 39<インスタンス番号>)

●スタックXMLファイルを利用してインストールするときには、
 「Run TMS configuration」が選択できる
●パラメータサマリを利用してインストールのダイアログフェーズで指定した項目を確認

●Windows環境(cnameと仮想ホスト名を使用する):
 インストール処理の「ダイアログ無し」のフェーズ開始前に、レジストリ無効化
  レジストリネーム BackConnectionHostNames

●ステップ Import ABAPは最も実行時間が長い

●SAPINST_CWD: SAPinstがインストールで利用するログディレクトリ定義
●SAPINST_USE_HOSTNAME: このオプションで仮想ホスト名の使用を許可する
●SAPINST_STACK.XML: メンテナンスプランナで作成されるスタックXMLファイル使用を許可

■フロントエンドサーバのAASインストール(5章)
●レジストリネーム BackConnectionHostNamesを追加して、
 インストールプロセスのダイアログ以外のフェーズ実行時にはレジストリを無効化
 ⇒ インストールプロセス完了後に再度有効化

●パラメータ
 SAPINST_USE_HOSTNAME, SAPINST_STACK.XMLを利用してSAPinstを開始

●AASはPASと異なるホストにインストールされる
 SAPinstは、AASが属するシステムのプロファイルディレクトリを要求する

6章 SAP HANAのインストール

■SAP S/4HANAのインストール(AS ABAP)(6章)
●hdblcmgui: 実行によってHANAインストール
●ローカルホスト名、インストールパス、HANAのシステムID、インスタンス番号 入力
●データボリューム、ログボリュームの場所 入力
●HANAデータベース管理者ユーザ(<sid>adm)とHANA標準ユーザ(SYSTEM)のパス入力

●HANA DBインストールしてから、そのあとにSWPMからSAPinst実行して進める
 (ただし、SAP MaxDBとASEは例外で、SAPinstを使用してインストールされる)

●データベースロードを効率化するためのオプション(必須設定)
 R3load
  環境変数 HDB_MASSIMPORT = YES
●SAP liveCacheのインストール是非を選択できる
●データベーススキーマ DBACOCKPITが登録される
 (スキーマ登録にはDB管理者ユーザ <sid>admのパスワードが必要)
●データベーススキーマ SAPABAP1が登録される
 (スキーマ登録にはDB管理者ユーザ <sid>admのパスワードが必要)
●テーブルのプーリング解除はデフォルトで選択される
●ICMが提供される場合、ユーザwebadmのパスワードが必要
●Cleanup of Operating System Usersを使用して、SAPinstによって登録されたユーザ削除
 (推奨)

●パラメータチェックのあと、ダイアログ無しのインストールプロセスに突中する
 Import ABAPは実行時間が一番長い

●SAP S/4HANAのAASインストール
 ほぼ同じ

■ERSのインストール(6章)
●インストールオプション Enqueue Replication Server Instanceを選択
●SAPHOSTAGENTインストールメディアを利用する
●LogAnalyzer.htmlではインストール手順の詳細分析が可能

7章 インストール後処理

●PASサーバインストール後、3か月間のみ仮ライセンスが有効
 (仮ライセンスが切れると、SAP*のみログイン可能)
 (仮ライセンスでは、リポジトリ作成●SAPリポジトリ変更ができない) 
●インストール番号を変更すると、SSCRキーは無効となる

【ABAP】
●トランザクション SLICENSE
 ハードウェアキーが画面に表示されるので、これを利用してSAPにライセンス依頼する
 ①ライセンスキー(カスタマイジング、開発用)
 ②保守認証(有効な保守契約がある事を証明⇒パッチやアップグレード用)
  ⇒有効期間は3か月のため、Solmanで保守認証の更新を自動化できる

【JAVA】
●NWA(Netweaver Administrator)を利用しいて新ライセンスをインストール

●SAProuter
 SAP support portalからのリモート接続
  P(Permit): 
    S(Secure): SAPプロトコルだけ接続できる(TCP/IPなどは接続不可能)
    D(Deny)
 Windowsではサービス、UNIXではデーモンとして起動する
●トランザクションOSS1 (SAProuter -> SAPSupport Portalへの接続を確立する)
 ⇒RFC宛先 SAPOSSの作成

●トランザクション SICK(インストールチェック:整合性チェック)
 テーブル: SYST, T100, TSTC, TDCT, TFDIR

■追加言語のインストール
 ①言語の準備(トランザクションI18N or プログラムRSCPINST)
 ②言語パッケージインストール(トランザクションSMLT)
 ③プロファイル(zcss/installed_language)

●ビジネス機能の有効化(トランザクション SFW5)

●DBで変更ログを有効にすれば、ポイントインタイムリカバリが可能
 ただし無効な場合には、最後のフルバックアップまで
●TMS初期設定はT000への実施
 作成されるユーザはTMSADM

8章 SUMを利用したパッチ適用

●SNOTEでSAPMarketPlaceから直接ダウンロードするには、RFC: SAPOSSが必要
●SUMによるSPS適用には、メンテナンスプランナで作成したスタックXMLが必要

●ユーザ<sid>admには、/SUMディレクトリへのフルアクセス権が必要
 ①./STARTUP confighostagent <SID>をまず実行(特権ユーザにて)
 ②ブラウザで//<ホスト>:1128/lmsl/sumabap/<sid>/doc/sluigui
 ③スタックXMLファイルへのパスを指定
 ④インスタンス番号と、クライアント000のユーザDDICのパスワードを入力
 ⑤ユーザDDIC, HANAユーザSYSTEM, HANAユーザSAPABAP1のパスワードを入力
 ⑥設定オプションを選択
   1.Single System(シャドウインスタンス登録無し)
     ⇒ダウンタイムは長いが、結果としてランタイムは短い
   2.Standard(シャドウインスタンス登録有り)
      Advanced(シャドウインスタンス登録有り+追加オプションでダウンタイム最小)
     ⇒ダウンタイムは短いが、ランタイムは長く、DB●メモリ消費大きい
      ⇒Advancedでは、カスタマから移送依頼を更新プロセスを含めるオプション有り
       ⇒SPDD, SPAUのモディフィケーション調整無し

●SGEN(SAPロードジェネレータ)
 =プログラムコンパイル

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