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システムアーキテクト

システムアーキテクト取得にはかなり苦労しました。3回目の受験でやっと合格出来ました。しかも合格点ギリギリでした。最後の方はもう意地になって受験していました。

IPA主催の情報処理技術者試験のうちレベル4に該当する試験です。所謂論文系の試験の中では最も簡単だと思います。しかし、情報処理技術者試験の論文系試験は聞かれた事に漏れなく、理由付けて、段落に分けて答える事が要求されるため、その回答スタイルに慣れないうちは複数回落ちることも考えられます。

難易度
★★★★☆
業務に役立つ
★★☆☆☆
市場価値
★★☆☆☆
言い換え
アプリケーションエンジニア、業務寄りのシステムエンジニア

専門知識が問われるスペシャリスト系の試験ではないため、業務に直結して役立つ試験ではありません。しかし、聞かれた事に漏れなく、理由付けて、段落に分けて答えるトレーニングが必要なため、仕事を進める上での基礎能力を底上げする効果があると思います。

大切な勘所

問題文の論旨に逆らわない。
論旨に沿っている事を採点者に証明する手段は、キーワードを盛り込む事。

論旨に沿ったキーワードに沿って、経験に基づく具体的話題を記載すること。
単なる具体例は採点者は求めていない、あくまでキーワードに沿った具体例である事。

非機能要件の話題であれば、絶対に機能要件を記載しないこと。
これは引っ掛けのひとつで、機能要件を非機能要件と混同した時点で容赦なく不合格と判断する。
色々なパターンに応用可能で、たとえば要件定義なのにテストのことを盛り込んだらダメ。
業務要件への解決方法を求めているのに、システム要件のことを盛り込んだらダメ。
問題で求めていることの逆を回答者が記載したら、無条件に不合格という採点基準があるはず。

ストーリーを書くときの、問題用紙のメモ欄の使い方にもコツがある。
問題文とメモ欄をいったりきたりする時に、紙をぺらぺらとめくらなくても良いように、ページを折り曲げる事が必要。(ちょっとしたコツだけど作業効率・論旨に沿ったストーリー作成に多大な影響を及ぼす)

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情報セキュリティスペシャリスト

IPA主催の情報処理技術者試験のうちレベル4に該当する試験です。スペシャリスト系の資格では最も簡単です。セキュリティのプロトコルなどの専門知識は問われますが、ある程度の国語力があれば何とかなります。午後問題はケーススタディで、専門知識ではなく常識から考えれば、対応方法が導ける問題もあります。

難易度
★★★☆☆
業務に役立つ
★★☆☆☆
市場価値
★☆☆☆☆
言い換え
セキュリティ担当以外にも有益な国語の試験

現在はこの名称の資格を受験することはできません。同じ試験範囲で情報処理安全確保支援士に変更されています。私は当初、移行制度を使って情報処理安全確保支援士を名乗っていましたが、毎年のウェブ講習や3年に1回の実地講習がかなり費用がかさむにも関わらず、具体的なメリットが感じられなかったため、現在は名称登録を廃止しています。

大切な勘所

午後問題のうち、「しかし」や「ただし」と記載されている箇所は出題者から提示された例外条件であるので、ここに対してしっかり対応策を示す答案にすること。また、出題者に明確に伝えるために、問題文からキーワードを引用して答案を作成すること。

情報セキュリティの試験ではありますが、サーバ構成の設問も問われます。サーバやクライアントPCへのアタックを防御するためにファイアウォール、IPS/IDS、WAF、UTM(Unified Threat Management)などの多層防御の設問では横断的な対策を問われる設問があります。それらの活用方法と向き不向きを理解しておくことが必要です。

TOEIC

まずはじめに、私はTOEICに大変苦戦しました。計30回以上受験しました。交通費も合わせると15万円ほど受験料につぎこんでいることは確実です。なかなか点数が伸びず、やっとのことで900点を突破しました。

言わずもがなのビジネス特化型英語試験です。ReadingとListening能力しか問われませんが、英語4技能のうちこれらはInput型にカテゴリされ、Output型にカテゴリされるWritingとSpeakingの土台となる能力ですので、基礎力形成に非常に役立つと思います。個人的には、Input型の英語力形成無しにOutput型の英語力が伸びる事は無いと思います。必ずどこかで頭打ちになるので、そういう意味でInput型のTOEICは良い試験だと思います。

難易度
★★★★☆
業務に役立つ
★★★☆☆
市場価値
★★★★☆
言い換え
英語基礎力養成の最短ルート

個人的には、スピーキングに浮気するよりも受験英語からの延長でTOEICを800点台を取得するところまで走るべきだと思います。800点台の後半を狙う場合には、自然にシャドーイングの練習に私の場合には行きついたのですが、これがスピーキング能力の養成に自然とつながりました。基礎の上にしか応用は芽吹きませんので、まずはTOEICをある程度練習すべきだと思います。

以下、私がTOEICを受験した際に諦めないために記録していた遷移図です。停滞期間が非常に長く、大変苦労しました。特に208回から210回は受験するほどにスコアが下がり、自信を無くしていたことを覚えています。コンスタントに800点台を取れるようになってからも900を超えるまでは苦労しました。実力をコツコツ伸ばしていったという感じです。

パート3の勘所

3人の話手による問題は正直言って厄介です。
旧形式の問題を解く際、私は選択肢を先読みして男性と女性をイメージで絵にしていました。

左側に男性、右側に女性を位置させて、たとえば「男性はどこで働いていますか?」という設問があれば、男性の周辺にモヤモヤと職業は何かという解答欄を描くイメージです。
他にも、「女性はこの後どうしますか?」という設問があれば、女性が何かしようとしているイメージを描きます。
何となくニュアンスが伝わるといいのですが、あらかじめこのようなイメージを持って問題に対して準備します。

それに対して、3人目が加わるというのは私のこのイメージのちょうどど真ん中に、もう一人の登場人物を加える必要があります。そして、男性が二人、女性が二人のパターンがあるわけですから、たとえば「男性はどこで働いていますか?」の主格は、どちらの男性なのか!?というイメージを即座に描く必要が出てきました。

意図を問う問題

会話の意図を問う問題は、「Why does the woman say, ---?」や「What does the woman measn when she says, ---?」という形式で問われていました。

大まかに言えば、具体⇒抽象への変換問題です。---?の部分には実際に女性が喋った内容が記載されます。たとえば、「大丈夫ですよ、今晩は時間があるので手伝えます。」ならば、選択肢には、「女性は上司を全面的に支援する意図があります。」という内容があり、これが正解になるという具合です。

これは文脈を読み取る力と言い換えられます。リーディングのパート6でもそうですが、新形式では文脈で解く問題が重要になっています。

聞きながら読める力

大問ひとつにつき、図が一つ出てくる問題です。大体、設問一つがその図に関連する問題になっており、「Look at the graphic, ---?」という問われ方が多いようです。これは上記2点の変化と比べれば、それほど厄介ではないです。

ここでポイントになるのは、「聴く作業と読む作業を同時にこなせる」能力です。リスニングはすらすら流れている中で、図を見て(更に設問を見て)答えを判断する必要があります。

これは感覚的な事なのですが、パート3、4では聴きながら読む事が求められます。聴くというのはリスニング音声の事ですね、また読むというのは設問、選択肢の事ですね。この際、聴きながら読むというのは慣れないと難しい。私自身もこれは本当に難しいと感じています。慣れの部分も大いにあるのですが、あくまで感覚としてそのバランスというか、聴く事と読む事に注力する比率が何となく分かりました。これは5対5ではありません。6対4で聴く事に比重をかけます。7対3と言っても差し支えないと思います。また、読む事の3については、読むというよりは飲み込むという感じに近いです。テキストをガブガブと飲み込んで行く感じです。その過程で正解を判断していくニュアンスです。

左指を使いこなす

パート3、4は小問3つが1セットになっていますよね。これらは、セット毎にまとめて塗ります。一つ目が分かったからと言って塗りません、言わずもがなチェックすらしません。問題用紙と回答用紙の間を目線が行ったり来たりするのはミスを誘発しますし、1秒以下の注意漏れが致命傷となるこのパートではご法度です。だからと言って、一問ずつ問題の答えを覚えておくのは難しいですよね?私がやっている方法は、小問毎に左指の中指、ひとさし指、親指を小問毎に置き、仮解答を出していく方法です。最後まで聞き終ったら、3問まとめてマークシートを塗りつぶします。地味ですが、これは効き目があります。

Azure Administrator(AZ-104) / Solutions Architect(AZ-305)

Azureはマイクロソフトの管理するデータセンターを通して提供されるクラウドコンピューティングサービスです。SaaS、PaaS、IaaSを提供し、マイクロソフト独自とサードパーティ製の両方の多くのプログラミング言語、ツール、フレームワークが利用できます。

Azure主要資格

Azureではロールベースの資格定義がされており、マイクロソフト社の厳密な定義は他にありますが、Azureの主要4資格については、私は以下の定義がしっくりくると考えています 。参考になさってください。

AZ-104 Associate - Azure Administrator インフラ運用 取得済み
AZ-305 Expert - Azure Solutions Architect インフラ設計 取得済み
AZ-204 Associate - Azure Developer アプリケーション開発 未取得
AZ-400 Expert - DevOps Engineer アプリケーション開発管理 未取得

Azure Administrator (AZ-104)

Azure Administrator Associate (AZ-104)を取得する事で、Azure管理者の基本知識を保証できます。Azureの大枠を理解することがまずは大切です。Azureの言葉遣い、考え方を理解するためにイメージ図を作成しました。画像が小さいためダウンロードしてご覧になる事をお勧めします。

難易度
★★☆☆☆
業務に役立つ
★★★☆☆
市場価値
★★☆☆☆
言い換え
Azure管理者の登竜門
img-1の写真

Azure Solutions Architect (AZ-305)

Azure Solutins Architect (AZ-305)を取得する事で、要件に合わせたAzureサービスの設計を行う能力を保証できます。Azureの大枠を理解した前提で、さらにAzureの各機能の用途を正しく理解して設計する能力を問われます。Azureには用途毎に類似サービスが存在しますが、それらの差異を理解する事が重要です。例えば、ロードバランサには負荷分散のレイヤ(レイヤ7かレイヤ4か)や単一・複数リージョン対応なのかによって幾つかの機能が分かれており、要件に合わせて選定することが必要です。各カテゴリ毎のAzureの各機能を記載しました。画像が小さいためダウンロードしてご覧になる事をお勧めします。

難易度
★★★☆☆
業務に役立つ
★★★☆☆
市場価値
★★★☆☆
言い換え
Azureプリセールス担当者
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AWS Solutions Architect Associate / Professional

Amazon Web Services(アマゾン ウェブ サービス、略称:AWS)とは、Amazon Web Services, Inc. により提供されるクラウドコンピューティングサービスです。2022年時点でクラウド全体における世界的シェアが33%で1位。世界で数百万以上、日本国内においても数十万を超える顧客が AWS を利用しています。

AWS Solutions Architect Associate (SAA)

難易度
★★★☆☆
業務に役立つ
★★★☆☆
市場価値
★★★☆☆
言い換え
AWS管理者の登竜門
awsの写真

AWS Solutions Architect Professional (SAP)

難易度
★★★★☆
業務に役立つ
★★★★☆
市場価値
★★★★☆

合格に必要な勉強時間は100時間前後だと思います。非常に難易度が高い試験だと聞いていたため、受験前と試験中は大きな不安に襲われました。そのときにこころの拠り所になるのは、今まで必死にやってきた勉強時間です。おおよそ100時間前後が安定的に合格できる目安だと思います。50時間前後でも合格できる人はいると思いますが、自頭の良さや効率の良さが必要になると思います。私は100時間以上勉強しました。100時間を投下すれば、合格に大きく近づくと思います。

当日の試験では、2時間程度で計75問を解き終わり、30分使って「後からチェック」フラグを付けた問題のチェックをしました。チェック後に変更した問題は3問程度でしたが、問題を見直すと、「確定はできないが、どう考えてもこれが正解の可能性が一番高い。」という落としどころを付けられました。これなくしては、不安で完了ボタンが押せませんでした。それぐらい、知識ベースで思考無しで回答できる問題はほとんどありませんでした。

ほとんどの問題が一度も見た事が無いものばかりでした。ただ、理屈を追っていくと、2択まで絞る事が出来ました。2択のうちどちらが正解なのか、迷うものが多かったため、合計すると5割弱に「後からチェック」フラグを付けることになりましたが、結果的にはこの方法が、最後に点数を数十点引き上げるのに効果的だったと思います。

この試験に合格するコツは3つだと思います。
1.勉強時間100時間を投下すること
2.AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説を2回繰り返すこと
3.「WEB問題集を学習しよう」を5回繰り返すこと

1.はすでに記載した通りです。
2.はいまのところ最も優れた書籍です。問題に対してどう向き合えば解けるのか、パターンごとに解説されています。ただし問題の難易度自体は本番試験より少し簡単なので、この書籍だけでの合格は難しいと思います。ただ、間違いなく最初に取り組む教材として、これがベストです。
3.は問題難易度は本番レベルと同等です。ほとんどの方が#30から3回繰り返すと記載していますが、私の場合には効率が悪いのか、3回では正答率が50%止まりだったため、結果的には5回繰り返しました。5回繰り返すと、問題に対するアプローチに質的変化が生じ、問題を構造的にイメージできるようになります。この試験の特徴をおおまかに言うと、「問題文からAWSの構造・構成をイメージしながら要件を漏らさず拾うこと。そして、回答の選択肢との緻密な照合作業を行う試験」だと思います。問題に対するアプローチが固まったのが、試験受験の数日前に5回繰り返した時でした。それまでは、勘で解いている感覚に近かったです。

正しい勉強方法と、正しい勉強時間を投下すれば合格は近づきます。 ただし、本試験は知識ベースで即答できる問題は少ないため、試験中の深い思考が必要です。体調を整え、当日の直前には問題をあまり解き過ぎず、頭を少し休めてポイントだけ再確認するにとどめるのが良いと思います。

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